時期にはつつじが咲き乱れ、富士山の絶景が広がる山中城

箱根西麓に広がる山中城は、戦国時代の面影を今に伝える名城跡です。何度訪れても飽きることがないほどの魅力があり、特に天気の良い日には雄大な富士山を背景にした障子堀の風景が見られます。自然と歴史が重なり合うその光景は、訪れた人の心に深い印象を残します。

春から初夏にかけては、ツツジが城跡一面を彩り、赤やピンクの花々が緑の大地と見事なコントラストを描きます。障子堀の幾何学的な美しさと花の鮮やかさ、さらに遠景の富士山が重なる景観は、他では決して味わえない山中城ならではの絶景です。

整備された散策路を歩けば、西ノ丸や展望地点からは三島の市街はもちろん、遠く愛鷹連山の向こうに雄大な富士が見え、戦国の緊張感と自然の優しさが同居する時間が流れています。歩道は歩きやすく、小さいお子さんや年配の方でも安心して散策できる点も魅力です。

山中城の歴史

1590年、小田原征伐の際に豊臣秀吉の大軍に攻められ、わずか半日で落城してしまいました。その短い戦いの中で散った山中城は、北条氏の最後を象徴する悲劇の舞台として歴史に刻まれています。

山中城でしか見られない障子堀

山中城は、小田原城を守る防衛拠点の一つとして重要な役割を担いました。特徴的なのは「障子堀」と呼ばれる独特の防御施設で、この堀は北条氏の空堀技術の集大成ともいうべきお城です。格子状に深く掘られた堀が敵の侵入を阻む仕組みになっています。この堀は現在も良好な状態で残っており、戦国時代の築城技術を知る上で貴重な遺構です。

スタンプ情報・入場料

山中城は入場料が無料で楽しむことができるお城です!

また、山中城は日本100名城のため、100名城スタンプが設置されています。

日本100名城のスタンプの設置場所は売店外と売店内に設置されています!

営業時間外や定休日でも押印できるように外にも設置されていますので、朝早くや夜など訪れるタイミングを気にせず、スタンプの押印が可能です。

営業時間外は郵送対応がしてもらえる御城印

御城印は駐車場横の売店内で一枚300円で販売されており、赤黒の二色印やカラーバージョン、時期によっては期間限定バージョンがあります。

万一売店が閉まっている場合には、入口に設けられたポストに申し込み用紙に必要事項を書き込んで代金と送料を添えて投函すれば後日郵送対応してもらえる本当にありがたいお城です。そのため、渋滞に巻き込まれて、時間が無いと焦る必要はありませんので、箱根の峠を安全運転で移動しましょう。

売店の営業時間と軽食情報

山中城跡案内所・売店は通常、午前10時から午後3時まで営業していますが、冬季には短縮営業となる場合があります。定休日は月曜日(祝日の場合は翌平日休)で、年末年始、および悪天候時には臨時休業となります。売店では御城印やスタンプのほかに、軽食を取ることが可能です!散策の合間に歴史と甘味を同時に楽しむことができます。

まとめ

山中城はただの城跡ではなく、富士山や花々、歴史遺構の美しさが重なり合う本格的観光スポットです。そしてスタンプや御城印を通じた収集の楽しみや、営業時間外でも対応できる配慮があることで、訪れる人それぞれが自分なりの楽しみ方を見つけられます。歴史と自然、さらにはコレクションという趣味要素まで含めて、「山中城」はあらゆる層におすすめできる充実度の高い場所です。

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